2025年6月30日廣瀬佐代さんが、農水省正面玄関に生け込みをし7月4日まで来た方の目を楽しませてくれました。
ハランの特質を上手く利用した素敵な作品でした。

タイトル
葉蘭の舞

花材
ハラン、ひまわり、カーネーション、スプレーマム、タマシダ

感想
葉蘭は日本では古来からよく使われ、いけばなでは格花(かくか)の花材でもあります。今回は、真っ直ぐやカーブだけでなく丸めてみました。先生が斑入りの変化に富みそれだけでカッコ良い葉を選んでご用意して下さったので、緑一色より面白さは倍増しました。配置には苦労しましたが、面白く出来たと思います。
翠色のカーネーションとパンチのきいた向日葵が全体を引き締めて作品に面白さを加えています。葉蘭の向きや合わせ方を考えて入れるのを楽しみました。ハランの葉が丈夫で技巧的に使える所からお寿司屋さんの飾り切りにも使用され、芸術的な域に達しています。江戸後期からお寿司の上にのせていたのは見た目の演出だけで無く腐敗防止の役割もあったようです。日本人の知恵は凄いです。私は丸める面白さしかわかりませんでしたが、大阪万博のイメージキャラクターのグリーンバージョンみたいと言われて、見る方によって印象が違う事に感心しました。
先生にはアドバイスのおかげで実力以上にカッコよくできて感謝しかありません。

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